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COLUMN

【和尚の問わず語り】vol.1/10 『秋のお彼岸 皆さんは何を思い何を考えますか?』

2020.09.19

皆さんはご存じでしょうか?

六法全書(国民の祝日に関する法律)には秋彼岸のことを

「先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」と書いてあります。

つまり春、秋のお彼岸は日本の法律にも定められているものなのです。

 

今日9月19日は秋彼岸の入日でした。

朝5時半を先頭にお参りの方々が続々とおいでになりました。
早朝お参りの皆さんはどんな気持ちでお参りされているのだろうか?

どのような思いで手を合わせているのだろうか?

あれやこれやと想像してしまいました。

彼岸は「彼の岸」と書きます。

彼岸は先祖に思いを馳せながら、私たちがご先祖さま方に恥ずかしくないような生き方をするための

ご先祖さまがいる「彼の岸」へ渡って行くための精進修行の実践週間です。
コロナ禍の中、
私たちは今

「心静かにとらわれず努力を惜しまず、自粛の中にあっても出来うる限りルールを守り、他に対しての思いをめぐらして行く」

お彼岸の大切な教え、六波羅蜜の教えを実践して行きたいものです。


秋彼岸の1週間「さて皆さんは何を思い何を考えますか?」

 

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プロフィール
住職 長峰広道
昭和34年8月24日に新庄市に生まれました。駒澤大学仏教学部禅学科を卒業後、福井県にある大本山 永平寺や横浜の總持寺での修行を経て、平成11年から20年間、福田院の住職をしています。
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